四国のあかり展2010 終わりました。
なんだかんだであっという間の5日間。
あったかかったり、寒かったり、雨ふったりの日々だけど、
そんな天気だからこそ、毎日ちがった景色を見ることができて
ワタシはよかったな~
寒いなかでいただく、ぜんざいやソバのおいしいことったら
この上ないウマさです。(やっぱ食べ物中心)
これが ポカポカ陽気なら またフツウのおいしさになっちまうんだな。
それに、1日中自然のなかに身を置くことも
ここ数年なかったことなので、ワタシ的には参加してるだけで、
かなりのリラックスできたかなー・
いつもイベントと違って疲れ具合が全く違った。
IKUNOスィーツは 初めて手にとってくれた方が多くて
うれしかったな~。。
お菓子と出会うも何かの縁。
四国のあかり展の思い出ヒトコマになってくれるとうれしーな。
今回は最終日にフシギな少年と話した。
ワタシがぼんやりしてると、いつのまにか近くにいて、一緒にきてる友達が石づみにハマってしまい、帰れないよって。
最初は この少年 ちょっとフシギちゃんだなって思ったんだけど、
話してると 「俺 身体の左半分うごいてないんや」って言った。
ええ??
さわらせてくれて、ほんとに無かった。頭も手術したらしい。
ワタシは誰とでもフツーに話すタイプなので、その後もフツーに話した。
コスモス畑の写真みせてくれたりした。
ボランティアで老人ホームや施設にバンドで演奏に行くんやって言ってた。
昭和の歌が好きで みんなに喜んでもらって、それがほんとにうれしいんやって言ってた。
ほんの数分だけのおしゃべりだったけど、少年はワタシにこんなことを言った。
「五体満足の人間はみんな不平不満を言う。もっとシアワセになりたいって
 もっと、もっと、もっと、、って。
 俺もそうやった。でも、身体が動かんようになって五体不満足になって、失ってはじめて
 気づいたんや。五体満足がどんなにシアワセで何でもできるってことに。
 遅いんやけどな、 でも 気づいたおかげで今とってもシアワセなんや。
 人間 明日死ぬかもしれん。だから、お姉さんもどんなことがあっても、いい人生おくったなって
 思えるくらい毎日 、1日1日を大事に生きていかないかんで。 ほんまに。ほんまにそうや  で。お姉さんも後悔ないように生きてや。」
って。
ワタシは ある日突然 父親が亡くなったので
明日が あたりまえのように訪れることに違和感があるときもあり、
明日が 今日の続きじゃないってことも よく分かってる。
だから1日1日に出会う人にも大切に接したいと思っているのだ
今日は楽しいな~っって。
「おねーさん さよならぁ」ってとってもいい笑顔で少年は帰った。
 長生きしよーなってワタシが言ったら、少年は苦笑いしながら 俺は無理や って
 だいじょうぶやって!長生きできるって!いつもの根拠のないワタシの自信に
 「分かった がんばるわ」って。
  そーだ。がんばるのだ。  
ワタシは子供のころ、魔法使いになりたかった。
いろんな魔法を使って、空をとんだり いたずらしたり
魔法の杖で 困ってる人を助けたりしたかった。(バカだったので、本気でなれると思ってた)
その人にとって、一番笑顔になる宝物をあげれる魔法使いになりたかった。
そしたら 少年にも ちちんぷいぃぃぃってできたのに。あーあー。
でも、 人間に生まれてきちゃったので。。
1人でも多くの人が笑顔になれるお菓子を作ることで、
魔法使いの気分になっている。