がんばってね

最近、お別れがおおいです。
でも、大人だし最近はスマホという便利な連絡ツールがあるのでさほど大げさな
別れにはなりません。。
昨日は一人仕事関係の人が自分の夢にむけて転職を。
休みがあわなくなるかもしれないので、、ちょっとさみしいなーというと
「今までだって、そんなにしょっちゅう会ってなかったじゃん!
たいしてかわらないって!」たしかに。。
そして、一昨日は知りあいの送別の集まりに昼間いってきました。
おいしいクレープを作りながら
「なんだかほんとに引っ越ししていなくなる実感がなくてねー」
お別れのときも「また、いつかそのうち、どこかでね」
たしか、去年も知り合いの人が転勤で名古屋にかえったんだけど
「また、きっとどこかで会えるわよ」
と言ってさよならの挨拶をしたら、東京のコンサートにいったときに
ほんとに偶然に会ってしまった。
「ええええーーーーー?!!!!」こんなことって。。日本は狭い。
そして、今日は、最大の旅立ち。
甥っ子次男がとうとう大阪へ出発。2週間の研修後、福井でさらに研修。
そののち配属先へ引っ越し。
昨日は、姉の家に用事もあったので夜ふらりといっていたら
家族でテレビをみていた。とくに何かを話すわけでもなく、もともと次男は
べらべらしゃべるタイプではない。静かにすみっこでだらだらとすごしていると
「え?まだおった?」と、次男。
失礼な!
すると姉までも「え?あんた、まだおった?」
三男まで「え?なんで?」
なんとも遠慮のない会話は気をゆるしている証拠です(たぶん)
そして、今日は朝5時におきて見送り準備。
6時にうちにきて、お仏壇に挨拶をして出発です。
しかし、朝も早いし、たぶん姉も朝からうるさかったに違いない。
とっても機嫌が悪い次男であった。。。その気持ちもわかる。。
あらー、これは出発の集合写真はとれないなーと断念。
6時半に駅までおくり切符を買う。
姉が「買うのが片道だけなんだよね。。。」(帰ってこないってことである)
おおきなトランクとビジネスバッグをもっている次男に、切符を渡す
「じゃ」
「もう、ええよ」
といってさっさと改札をぬけエレベーターへ。
「がんばってー!体に気をつけてー!」
(たぶん、こういうのが苦手なんだと思う。実はワタシも苦手だから)
研修一か月がおわると引っ越しもあって一度帰る予定なので、ま、いいか・・
「あっさり行ったわねーあの子。。。」
「あっさり行ったほうが残されたほうも感情ひきずらなくていいのかもね。。。」
「朝ごパン、、買ってかえろうか」
「そだね」
新しい道へふみだしてがんばっていこうとする20歳の青年が
いちいち家族との別れを惜しむはずがない。
「聞いて、3年前の今日、長男が県外に行った日。
同じ日に旅立つなんてね。。」
あまりのあっさり旅立ちにふぬけと、時間がぽっかりあいたので
パンを買って姉の家で朝ごパン。
三男も一緒に食べる。
「今日は、晩ごはん三男だけの準備でいいから、
どっか食べにいこうかなー。。
あ、これ昨日次男がきていた服、そのまま。。
あのこ、研修おわっていったん帰る予定だから部屋そのままなんよねー。。。」
そっかー本人がいないのに、あたかもいるような空間って一番さみしさが
こみあげるよね。
「あんた!夜ひま?ごはんいく?」
・・・たしか長男が県外の大学にでたときもしばらく
ふぬけになった姉はやたらとワタシにからんできた。
「どっちでもいいけど」
「あたし、仕事5時までだから!」と姉。
ちょっと面倒くさい姉である。