お昼に行って、ついに帰るかとなったのは17時。何度も時計は見たけど、ついつい話こんでしまい17時(笑)!色々話をしたけど、友だちが「子どもの頃からおもてなし上手だったよね」と。私の家に行くと必ずケーキと紅茶が出ていたらしく、私といえばケーキ、のイメージだったらしい。え?そう?そんなにケーキがでてた?自分の家ながら記憶が全くない。確かに、友だちが遊びにくると親に言うと必ず何かを買ってきてくれたような。。そして、両親共に、もてなし好きなので友だちが来るとやたら顔を出し、食べものを持ってきてくれた記憶が・・トレーに紅茶のポットとティーソーサー、そしてケーキがやってくる。そうだそうだ。友だちがくると父はとってもうれしかったらしく、おもてなしをしないと気がすまない。高校生になってもそれは変わらず・・友だちが来ると当時ハマっていたフレッシュジュースを作りだし、バニラアイス&ナッツ添えなども作りだし、友だちには「いくのちゃんもう無理。お腹いっぱいで食べたり飲んだりできん。お父さんにもうええけんって言うて!!」と(笑)帰ったあとも「どやったか?喜んでたか?」とニヤニヤ。面倒くさい父親だ。何人遊びに来てもこの調子だったので、友だちが来る時は「なんちゃいらんけんね!」と事前にいってもニヤニヤしているので(また、お父さん、、なんか用意してるんやわ・・)とガクっと肩を落とす私だった。そして案の定サプライズ的に「ちょっと部屋の戸あけてくれ」と声がかかり、じゃじゃ~ん♪と自慢げに何かを持ってくる。これは、週末の昼、平日の夜でもおもてなしは変わらない。。そして腹いっぱい食え!がモットーなのでどんどん持ってくる。。とほほ・・お腹いっぱいにして帰ってもらわないとっていうのは昭和親ごころだろうか。田舎のわが町は、ほんとに何もなかったしな。。
「だから、今の仕事もイクノらしいな~と思ったんよ」
と友だちに言われ、はた!と目が覚めたようだった。そうだったのか・・・親の影響?「子どもの頃、遊びにいったときイクノがご飯作ってくれたこともあるよ」え!私が?! そのころ父に教えてもらった「ねこまんまご飯」を作ったようだ。ご飯とかつおぶし、醤油で炒めるだけ。香ばしさとかつお風味がおいしくて、休日、父がよく作ってくれて大好きなご飯だった。父は料理人になるのが夢だったのでねこまんまでも、かなり旨い!そして友だちも家に帰って母親に作って作って!とお願いしたらしい。子どもの頃から料理レシピの押し売りをしていたとは(笑)。。なんとも食に貪欲な。。。忘れていた自分のルーツを丸裸にされた気分だった。幼なじみとは貴重な存在だ。
坂出のお店cocoは暖炉がついていて店内ポカポカだったせいか気持もゆるんで色んな話ができました。4月からは生活スタイルをちょっと変えたいと言っていたので色々話を聞いてみたいな、と思う再会でした。また春になる前に会えるかな。