スズメと動物たち

以前から、我が家の庭にはスズメがよく来る。欅の木によく止まっていたり屋根にいたりと多いなとは思っていたが。。そして私が帰宅すると庭にいたスズメたちが一斉に逃げたり、私がいなくなるのを待つように電線でまっていたりする。何してんだろなと思い、ま、多いなくらいだと思っていたが、先日母が、理由がわかったという。

我が家は生ごみを生ごみ処理機で日に日に処理している。そして乾燥たい肥として、庭の花木にまいているのだが、どうやらスズメたちがそれをめがけて食べに来ているらしい。え!?たしかに、おいしいはずだけど。。スズメたちは、結構必死でガツガツを地面をつついているので何をそんなに土をほじっているのか不思議だった。へー。。生きるってすごい。。と感心。口コミで広がっているのかスズメは10羽ぐらい集まって必死でご飯をつまんでいる。。ふむ。

動物つながりで、もう終わったけど瓦町フラッグで福島の震災地で生きる犬と猫の写真展が開催されていました。3日間だけだったのでなんとか急いで見に行った。
写真家 上村雄高さん。2012年からおもに福島県飯舘村を訪問して原発被災地に残された犬猫撮影かたわら給餌、散歩、保護活動をしている。犬猫たちを通して現状を伝えているけど、取り残された犬猫たちは、決してかわいそうな動物でなく、とっても元気で笑顔で、個性的でかわいくて、たくましく生きている。SNSやYouTubeで散歩の様子や人見知り猫との仲良くなるまでの様子などがあって楽しい。
そして、いまだに厳戒態勢で侵入禁止区域があり地元に帰れない住民が多く、放射性廃棄物のなんと多いこと、そして大きいことにびっくりした。いまだ廃棄されないままだ。こういう現状はテレビでは放送してくれない。そんななかでも、やんちゃで走りまわる犬たちに、開放された猫用一軒家に隣町からやってきた猫や地元猫たちの共同生活。そして野生動物による被害。仮設住宅ではペットを飼うことができないので、泣く泣く手放すかたも多いけど新しい家族で元気に暮らす犬猫たちも多いらしい。仮設住宅から毎月通う地元の方もいて一日ペットと遊び、また今度な、と。まだそんな現状が続いていたとは知らなかった。おいしいごはんやおやつより、人のぬくもりが大好きな犬猫たち。たくさんの犬猫たちの元気でやんちゃな笑顔を見てきました。がんばってるんだーと思い、そしてまだ忘れてはいけない現状を目の当たりにしました。生きるってまぶしいなー。


Nekotoru – フォトグラファー上村雄高(かみむらゆたか)のブログ「猫撮る」。「イヌとネコとヒトの写真館」(東京・国立市)代表。2012年より原発被災地の犬猫の撮影。写真の力を信じて、優しい社会を作る動物の力になるを目標に活動中。http://nekotoru.com/299/
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