写真を撮ろうと思い、おやつカステラを作る。カステラは老若男女大好きである。これはワンボウルで作ったそのままボウル焼きしたワンボウルカステラ。こんもり型がかわいい。
秋、冬と手間をかけたおやつや、デコレーションを作ってきたので春は手軽なおやつでほっと一息つきたい。そういうのが、おうち、おやつカステラ。
20歳すぎのころから、ずっとお菓子を習って焼いて、食べて、習って焼いて焼いて。時代とともにお菓子は配合が変わり、材料が変わる。昔はスポンジケーキを簡単に作れるポマード上のクリームを使うのは定番だったし、ショートニングはスーパーで販売していたのでさくさくクッキーにはかかせないものだった。パソコンやスマホなどデジタル情報は無いので習いにいくと必死にペンで一言一句書き込み、先生の一挙手一投足すべて目に焼き付ける。立ち方、構え方からお菓子作りには味の差が出る。帰りにはファミレスに寄って、友達とレシピの整理と聞き逃し確認をしたことがある。今時の完成を写メで撮ったりすることは無いので(撮影禁止。というかケータイもない時代)ヘタクソなイラストで完成図を書き込む・・・
パティシエになるにはどうしたいいですか?とたまに聞かれるけど学校はいけるとき行ったほうがいいと思う。お菓子の基本を身につけて、プロの味と教えにつく機会はそうない。お菓子の歴史を学べるのもいい。お菓子を作るとき時代背景が分かると込める思いも違ってくる。いい話ばかりではなく、戦争や身分差別などお菓子には世界の時代を象徴するきっかけがあったり。なので、学校に行けるときは行ったほうがいいと思う。お金もかかるしね(笑)
ということで、カステラも焼いて焼いて食べて食べて、太って、、、作るのをやめて。でも、今でもロールケーキよりもカステラロールが好きだし、おやつを買うときはカステラを買ってしまうし、法事のときはカステラをお寺さんのお土産に買ってしまう。カステラは昭和の子供にとって特別なときのおやつだったので、いつまでもカステラを見るとテンションがあがる。そして今回は軽めのカステラ。昔のカステラは強力粉を使用していたが、薄力粉を使って軽め仕上がり。ちぎって食べるとあっという間に平らげることができるけど、「体に悪いものは入ってないからいいよね」というのが前向きな言い訳。
4月の教室は、これにヨーグルトクリームとイチゴでシンプルにいただく予定。来月はもう四月。