2017.夏

とうとうはじまった県大会。
開会式前に、気持の整理もおちついていたので、
朝から遠足に行くかとのごとく楽しめました
暑かった~。。。
しかし、残念ながら初戦敗退。
夏は、ここ数年初戦負け。秋季はいつもいいとこいくのになー・・・
でも、がんばりました。
がんばって、負けて、泣いて、終わって。
わたしはすでに、子供のころからちっさい自転車で
いってきまーす!!って見送ったころから、高3までの歴史に一人黄昏済みだったので
当日負けても涙はでなかったけど。。。
父兄の人たちが目を真っ赤にして泣いているのを見た瞬間、
やばい!!!!涙腺があふれる!と思い、すぐその場を離れました・・・
いったん号泣しはじめたら、想いがかけめぐり収集つかなくなることは分かってる。
実は今回、
試合の前日に、マネージャーが応援動画を作ってくれていたのだ。
野球をテーマにした歌でこれまた歌詞だけで泣ける内容。曲名忘れたけど。
それにあわせて監督をはじめ部員全員今までの勝利した笑顔、負けたときの
うつむいた写真などなど一人ずつの過去数枚の写真、生徒からの応援メッセージ
マネージャーからの応援、野球カバンや泥だらけのシューズを撮りこんだ4分くらいの
応援動画を作ってくれたのだ。
もちろん。、前日に送られてきた父兄たちは見るも号泣。
仕事中だった人は、休憩時間にちょっとみたらもう泣きそうになって途中でとめた!とか。
高校3年間、中学あがりの小さい子供たちを見続けたきたので、よその子もわが子同然。
「なんであんな大きくなったん?何食べてる?」
「ぜんぜん、勉強しないんよー」「一緒一緒!すぐ寝るやん」
「夏のお弁当どうしてる?」
など会話はつきない(わたしはもっぱら聞くだけ)
母たちもまた、ちょっとした部活だ。
そんな集大成の前日に応援動画が届いて、すでに泣いてしまった。
たぶん、これはスポーツをしている父兄にしか分からない。
なので、後を引きたくなかったので試合が終わっても明るく、さっぱり終わりたかった。、
あ!と、そこでマネージャーをしている子の母をみつけて話かけてみた。
実は、野球部員、マネージャーの父兄には私の同級生も数名いるのだ。
「残念だったねー。。」と話すも、さすがマネージャーの母。
野球にかかわっていないのでさほど悲しみもない。
するとマネ母の同級生が
「あの、動画さー、背中(背番号のみ映ってる写真)多いやん。誰かわからんし、
なんで顔じゃないんていったんよ」
なるほどね。そうきたか。
選手にとって背番号は自分の顔も同じなのだ。むしろ背番号で誰かわかる。
わたしでさえ、全員わかる。
当日、スタメンの1~9番。ベンチ入りの11~18番、それでも入れない部員もいる。
番号をもらえるっていうのは、自分の顔なのだ。甥っ子にも「背番号を撮って」と言われる。
しかも、番号がないと11~あとは誰かわからないので、、
「何番のあの子撮って!」とか言われないと、ワカラナイのもある。
さらに公式戦だ。いつものグランドとはワケが違う。
ふーん。そっか。

バッター前の三男とフェンス前の次男

お疲れ様なのだ

途中、暑すぎてもうろうとする中、帰省してた次男が試合を見に来てた。
さっそく一言
「あいつ、ほんまにヘッタクソやな」
はい。そうです。次男さんはセンスのいい選手だったので
どの試合もほんとに楽しくて盛りあがり、写真とりがいがあったもんです。
「いいのいいの。あの子は元気でたのしく安気に野球してくれたらいいんよ」
次男、ネットごしにみてくれる。
遠目の三男と次男のツーショット。いい眺めだ。
三男も大きくなったけど、やはり次男全盛期の肉体には負ける。
いいんです。
長男、次男、三男、みんなそれぞれで。

終わりました。
終わった。。私の夏も終わった。カメラおたくも終わった。。
ほんとに暑い夏の日。よくがんばりました。
今までもほんとによくがんばりました。
これだけ続けて頑張ったんだから
3年間の野球生活を通して成長の糧となりますように。
うん、ほんとにお疲れ様。。。
帰り、次男
「このカメラ、もう使わんな。」
「もうちょっと撮りたかったなー」
「大学野球でもしてくれるんちゃう?」
「ねえちゃんが、孫撮ればいいやんって」
「俺、子供に野球はさせんよ」
「え!」
「めっちゃしんどいやーん」
そんな会話をしてくれる次男です。
そこへ姉
「卒業試合があるから、あと一回撮れるわよ♪」
こわれないように大切に保管しとかないと・・・
話はかわり、
つい先日、仕事先でこんな話を聞きました。
「姉が息子の野球にはまって、毎週試合、お茶当番とかで子どもにふりまわされてる。
絶対自分見失ってるわ。おかしくなってる。そこまでする?一回、目さましなって言うつもり」
この方は娘が二人でどちらもスポーツをしていないそうで。
そっかー。世の中ってそういう目線なんだ。
しかし、無償でここまで尽くすことができる相手がいるっていうのは
とても幸せなことだと思う。そりゃ、大変です。大変だから、子供はスポ少には絶対入れないって
いう父兄もいるくらいです。
朝から、弁当、何リットルもお茶を炊き、おむすび当番、お茶当番、場所によっては草ぬき当番
遠征に打ち上げ、おそろいの上着、道具、etc。
毎週末は野球でつぶれ自分の時間なんてない。
むしろ自分の時間を削っての父兄活動です
でも、私は甥っ子三人を通して我より先に相手を優先できる自分になれたし、
ここまで自分を後回しにして相手に尽くす?楽しさを得たことも感謝だし、
坊主頭の子供を見ると、つい話しかけてしまう特技?もできたし。
諦めない精神も根性も目の当たりにみて感動も感激もたくさんもらいました。
おかげで外の夏すぎる夏も、冬すぎる冬も体感できたし。
花粉満載の春も秋もマスクに帽子、メガネとミイラ状態で人目を気にせず観戦したし。
遠征に行ったって、、2試合みたら観光もせずお土産だけ買って
そく帰る。子供がバスで着くより先に晩御飯を準備しないといけないので
寄り道なんかゆっくりしたことない。
でも、いいんです。充実してるから。
それに、子供の応援に一切見にこない父兄もいます。
そんな子供たちも含めますます写真を撮らねば!と張りきり、さっさと
帰ってパソコンで編集したいし。
「たぶん、お姉さんに言っても心に届かないと思うんで、自己満足でいいんじゃないですか?
本人がよければそれでいいんですよ♪」
と言ってみた。
「絶対頭、おかしいわ」
と言われたので思わず、キレそうになったけど、我慢しました(^-^;
そっか。
15年、頭おかしいまんまの私だったかーとちょっと自分で自分を笑ってしまう
今年はどこが優勝するかなー。