出先で、
「いくのちゃん!いいとこに来たわ!
これ、豆腐ドーナツ食べていきな!」
いきなり言われて、あ。はい。

これだ!
お豆腐屋さんのドーナツでおからドーナツらしい。
片原町で買ったから、おいしかったら自分で買いにいきなよー
だって。
こういうさっぱりした口調が好きである。
味は、元祖ドーナツ。油で揚げてるからまわりはカリカリ!
好みだけど、ワタシはドーナツといえば、やはり子供のころ母が作ってくれた
どちらかというと固めのドーナツ派。
もちろん、ふわふわのドーナツも好きなんだけど、
しっかり油で揚げたまわりがざっくり、なか身は一気に口の中の水分がとられてしまう
生地のドーナツが好きである。ミスドでいうオールドファッションですな。
そのときに、アツアツの紅茶を飲むが大好き。
子どものころ、学校から帰ると
密閉容器に砂糖がたっぷりまぶしてあるドーナツがぎっしりつまってるときがあった。
机には母のメモがあって
「今日のおやつはドーナツです。帰ったら手を洗って食べなさい」とある。
いつも帰ってくると
なんらかのお手紙があるのだ。(昔だもんね)
なので、ワタシにとってドーナツはほんとに子供のころの思い出。
焼きドーナツでも、パンケーキでもなく、パン屋さんのふわふわドーナツでもなく!
フッツーのドーナツ。
休みの日は揚げたてをほおばるときもあったけど、
揚げた先から食べてしまうので、どればも残らない。あーあー。
子どものころ食べたおやつは、意外と鮮明に記憶に残っているし、それが味覚の
基本となる。
なるべく、作ったおやつで
子どものお腹と心を満たしてほしいもんだ。