夏のおやつ

外から帰ると、ひとまず冷蔵庫をあけてしまう。子供のころからの習慣である。

それは、冷蔵庫のなかに「何かあるかな~」のお楽しみを確かめるのがクセなのである。子供のころから。祖母か母が何かしらおやつを作ってくれていたので外から帰ると「何かない?」は今でも口癖。

ここ数年は母が完全に仕事をやめたので夏になると昔のようにおやつを作ってくれている。冷蔵庫をあけると甘夏のはちみつ漬けをみつける。冷えた甘夏にハチミツをかけただけなのに、とってもおいしい。天然のおいしさです。

冷えた柑橘は染み渡るおいしさ。

そして、我が家の定番はコーヒーゼリー。夏の間、しょっちゅう登場します。このため、空き容器は大量に必要。冬の間はじゃまなプリンカップは夏の間足りなくなるほど。多いときは20個ほど一度に作る母なのでプリンカップと寒天容器は我が家の必需品。そして、作り方は適当なので薄かったり、味は全くなかったり微糖だったりと色々です。でもそれを通して自分の好みに気づいたりします。「薄い!」「全然味がない!」などぶつぶつ文句いいながらたべるのが楽しいのです。「そんなときもあるわ」お菓子作りは必ず毎回同じようにはいかないもの。だから頭の柔軟性が養われ、いい意味でも諦めがつき、そこからアイデアがでたり、切り替えが早くなったりします。

甘夏マーマレードの仕込み強化もはじまりました。ちなみに砂糖はグラニュー糖とせんそう糖を2対1にしていますが、在庫によって半分ずつにしたり、いろいろです。その結果、意外なおいしさにつながったりするので「こうでないといけない」は逆においしさを見失う時もあります。これは母を見て実感したことです・・もとは母が友人から教えてもらったゆずマーマレードレシピだったけど自分なりにレシピを直して、さらに、そのレシピで家にあった八朔をはじめ何でもマーマレードを作り出した。同じレシピで何を作ってもできるもんなんだ、、と驚き。自由な母です。

甘夏はちみつ漬けをいれたゼリー。これは普通でした。「ちょっと作ってみたの」と母が2個だけ作っていました。今後登場するかどうかは、お楽しみです・・