お正月の過ごし方

遅くなりましたが毎年のお正月の過ごし方。漆のセットでおとそをいただきおせちを食べ、年賀状を見てから足らずを書いて投函。家の片付けをしてお昼もおせち、夜もおせち。薄口の仕上げなので毎日食べても飽きません。お雑煮はおすましなので、あっさり毎朝、毎晩食べても大丈夫。そして、不思議なことにおせち生活をしているほうが体も軽く便秘知らずである。豆、魚、酢の物、野菜、餅という昭和食卓基本のような毎日のせいだろうか。。。ご飯やパンを一切欲することが無いのも不思議です。おせちの魅力かな。朝ごパン派の私なのに1週間ほどパンや粉ものを一切食べない。基本は昭和ご飯が健康のおすすめである、というのを実感するおせち生活。田舎の本家で大人数で育ったせいかお正月は家にいる。のが好きである。晴れ着を着て家族で初もうでにいき、写真を撮って。お餅を食べて外へ遊びにいく。家の中でも遊び、だらだらしても怒られないのがお正月(笑)。叔父たちも帰ってくるのでごちそうが並ぶ。クジラ肉、年末から父が作ったローストビーフ。叔父が「闇市で買ったいい肉だぞ」と自慢する何かのいい肉(ほんまかいな、と子供心に思った)いつもは買ってくれない高いアイス。蟹、車エビが並び、魚介の天ぷら。お供えもたくさんいただくのでお菓子ももりもり。食べて遊んで寝て、のお正月。今でもお正月は家派である。叔父叔母たちが訪問するのもあり、ごちそうが並ぶお正月。基本、食べ物の思い出がほとんどだけど(笑)お酒も入り、あーだーこーだと話ながらの、みんな笑顔だったのを覚えている。食を囲んで皆、笑顔。だから、今でも食の仕事が好きなのかもしれない。体験は人生の指針を決めると思う。大人になってもいろんな体験を忘れずにいたいです。

さて。恒例の食器たち。年に一度1週間ほどだけ使う出番の少ないお正月食器。でも、非日常を過ごすことで気が晴れケバレとなる。ほんとに一週間のみ使用してお片付けとなるので「また。来年」と声をかけて片付けます。子どもの頃からの習慣です。

数年前からの仲間入り。こちらもポーセリンの和食器。大好きな先生の作品です。松竹梅の三枚セット。お重からお気に入りの器に取り分ける。それだけで幸せな気分になれます。

何度もいうけど、、、断捨離にミニマリストもさっぱりしていいと思います。でも我が家は非日常食器を楽しみ、家族が集まるときは7~8人になるので少ない食器では間に合わない。食器で季節を感じ、リフレッシュとなり、多国籍料理によっては食器で食卓を旅気分にもなる。100円食器も最近、とってもかわいいので、「なんでもいい」より「これがいい」な食器で食を楽しみたいです。そろそろ春食器の出番待ちです。