友人から
「よかったらうどん、もらって。ごめんねー地元なのに」
と川福の半なまうどんをいただいた。
県外からきた友人はとても恐縮していたけど、、
地元にいると川福、かな泉にうどんを食べに行くことなぞ
ほぼ無いのではないだろうか。。
県外からお客様がきたときは、一緒にいくけどそれ以外に行くことは無い。
さぬきにいてうどんといえば、
ふらり昼ごはん、とりあえずうどん、サラリーマンのモーニング、
小腹にうどん、といった生活に密着した一食である。
車でしゅっと入れる駐車場に普段着のままお店に行き、
たべたらさっさと帰る。
これがさぬきうどんだ。
なので
「川福うどんなんて、ほんとに久しぶりだからうれしいよー」
というと、友人はふしぎな顔をしていた。
私の子供のころといえば、おつかいで近所のうどん屋さんに行って
ビニール袋に入ったうどん玉を買って帰り家で食べるという習慣なので
半なまうどんなんて、買うこともいただくことも無い。
ゆでるにも時間がかかるので、最近の家庭にそんな大きな鍋とか
あるだろうか。。。
子どもの頃、祖母がよくうどんを打っていたので手伝っていた。
足でふみふみするときは、子供たちの役目。
そのあとは、祖母がうどん台でのばして包丁で切る。手切りなので太いの
細いの混じって、食べるときは当たり!だのはずれ!と言って食べた。
うどんが余ると翌日は、うどん焼き。なつかしい。
ザ、昭和の昼ごはん、といったところだろうか。
祖母のうどん台と麺棒はわたしが引き継いで持っている。
数年前、うどん教室をするのに麺棒を数本買おうとお店にいき
「麺棒、、ありますか?」
「あ、はいはいこれですねー」と出されたのは
綿棒だった。。
たしかに。。
「あのー、、麺をうつ棒、、なんですけど」と説明しても店員さんになかなか伝わらず
がっくりした経験がある。
そんな時代になってしまったのか。
今年は極寒らしいので、、
またうどん打ちして自宅でぬくぬくお昼ごはんでもしようかな