ブルーベリーナッツのトルテ

朝晩、少しずつ寒くなりいよいよ粉ものおやつとあったかい飲み物が楽しみな季節がきています。冬生まれなのでやはり寒い冬のほうががんばれる。

今月のスイーツ販売。ブルーベリージャムとナッツのトルテ。オーストラリアのリンツァートルテによく似ているおやつ。トルテはフルーツやクリームなど大きく焼いて切り分ける焼き菓子やケーキのこと。でもオーストリアでとっても古いリンツァートルテはスパイス、ジャム、ナッツを混ぜたりサンドして焼いたケーキだけどトルテなので、100年以上昔の食事情と変わってきているのかもと思う。ドイツへお嫁に行った知り合いの娘さんがいたけど、ベリー系のハーブティが多く本当にどれもおいしいしナッツはとっても安いのでお菓子にふんだんに使うことができるから日本では考えられないと。

ひとまず、このケーキはラッピング教室に通っていたころ、丸いお菓子を包むテキストに載っていたおやつ。おやつも作れてラッピングも習う。いい教室だった。

これはミニサイズ
生地が結構柔らかく、バターケーキでもないクッキーでもないソフトクッキーケーキのような仕上がり。ナッツごろごろ、砂糖不使用のブルーベリージャムをたっぷりサンドししっかり食べ応えのあるケーキ。生地の甘さをジャムの酸味が中和してほどよい味わいに。あとはアプリコットジャムが合う。少し酸味があるほうが相性いい

このケーキは15年くらい前から作っていてイベント運営していたころ一番人気だった。イートインも用意していたので、このトルテを買ってコーヒーと一緒に食べていたお客様が突然立ち上がり、ずかずかと私に向かって歩いてこられ(何事?)と思っていたら「これ、すっごくおいしいんだけど、出てるの全部買っていい?」え? 後に、このお客様はイベントごとに必ずまとめ買いをするように。。とくに貧血気味の奥様方にすごく人気で粉とバターたっぷりの甘い味とナッツのボリボリ感とジャム酸味が貧血の味覚ドツボのようだった。私も実はそうであった(笑) しかし時代の流行りやなんやで飽きてしまいここ数年は封印し、パケ買いと見た目がかわいい!から買うという時代に突入しイクノスイーツも変わりにキャラメルナッツのトルテが出てきた。というお菓子歴史である。

そして、なんだか急に食べたくなってきて久しぶりに作ってみた。やっぱり珈琲と一緒にいただくのが一番いいかな。こういうのも季節ならではのお楽しみだ。

毎月9~10件ほど配達し、最後はなるべくぱんだ珈琲さんへ配達というルートにしたい希望。座って一息つきたい、そして豆を買って帰りたい。。。
今月は季節限定珈琲「ちいさい秋」(だったと思う)を購入。私にしてはちょっと濃いめだけど甘みもあり朝にぴったり。おやつにもよく合う。珈琲は豆から自分で挽いて飲むささやかな贅沢である。

今月も無事に配達が終わり、気が付けば来月はハロウィン。すっかり忘れていてカボチャスイーツ!?試作はまだ頭の中。今年は季節感がなくてどうにもこうにも気分が季節に乗れない。連休中に試作をしたいところである。。