今日は、父の法事でした
23回忌。
早いなー。。
13回忌くらいまでは法事のたびにうすら涙目になることもあったけど
だいぶ泣かないようになりました。
家族の中で一番の理解者が父だったので、思いは深いのです。
今日、お寺さんが話してくれたのは
「思いや過去をくやんだり、引きずらない。くやんだところで過ぎたことは
もどってこないし、元にはもどらんから、気持ちの切り替えが大事。
いつも笑顔でいたら
いつのまにか、悔やんだことも忘れる日がくる。つらいことあっても
いつも笑顔で」
つぎは25回忌。その時は県外にいる甥っ子長男も「俺、行くから」って。
会ったこともないジーサンなのに、いつも仏壇に手を合わせているせいなのか、
じーさん思いなのだ。
さて、
現代はモノにも遊びにも充実していて、最近の子は(失礼)いわゆる苦労とか
ツライとか経験が少ないんだろうか。いやなことがあっても逃げ道がたくさんあるし
気をまぎらわす場所も遊びもたくさんあるから、簡単に気持ちの切り替えが
できるのだろうか。
それはそれでいい時代なのかなー。
ワタシは父が亡くなったのが21歳のときだった。
目の前が真っ暗になったし気持ちをどうしたらいいのかわからず
ほんとに足元が崩れ落ちる音が聞こえたもんだ。
すぐに姉は県外へお嫁にいったし、母は心労で倒れるしで
ほんとにつらかったんだけど、そんなとき祖母が
「いつまでも、悔やむな。死んだもんは帰ってこん!」
って。
祖母にしたら若くて急死した息子を思うと胸を引き裂かれた思いだったろうに、
さすが、戦争経験者は違うんだと思った。
同時に、友人の祖母にも
「次に泣くんは法事のときだけ、あとは、泣いたらいかん、一切忘れるんや」
なんて冷たいことを言うんだろうと、若いワタシにはわからなかったが、
残されたワタシたちは、生きていかにゃいかんので
腹もへるし、仕事はたまる。ってことなのだ。
まさに、過ぎたことはかえってこない。
そして、ワタシたちがいっしょけんめ生き続けているのが何よりの供養なのだ。
そうやって、23年。
今回は、めずらしく姉も仕事を抜け出してきて母とワタシの3人そろっての法事。
しかし、法事が終わると、
しゃべるわ。、食べるわ、うるさいわで、疲れたな。
たしか、むかーし、女3人がうるさすぎて、父に家のブレーカーを落とされて
家中まっくらにされたことがある。
「うるさい!静かにしろ!」
その後、応接間とは別に父専用の部屋がリフォームされた。
あらあら。
なので、うるさい時間も きっと苦笑いしながら父も喜んでいることだろう・・・
しかし、ほんとに母と姉はよくしゃべる。。。